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忘れている現実「70cm掘ったら被爆面が出てくるんです」

広島市文化財団が行った広島平和記念資料館下の遺構発掘調査で、当クラブ会員の山縣浩一君の実家が、まさにこの場にあったことがわかりました。そこから出てきた焼け焦げたしゃもじ。

山縣君が平和への思いを例会で語りました。(山縣浩一君はオリンピアン山縣亮太君の父上です。)

「いいですか皆さん。70センチ掘ったら、焼け焦げた被爆面が出てくるんです。」

これは衝撃的でした。復興のために必要だったとは言え、私たちは、その悲惨さと冷酷さを覆い隠すように土をかぶせ、その上に現在の豊かな世界を築いているのです。

2016年に現役アメリカ大統領として初めて被爆地広島を訪れたオバマ大統領。

そして、今年のG7ヒロシマサミットで訪れたバイデン大統領。彼らの残した言葉からはトップリーダーとしての覚悟が感じられました。

オバマ大統領は17分にも及ぶ演説の最後で、「広島と長崎は核戦争の夜明けとしてではなく、道徳的な目覚めの始まりとして知られるだろう」と述べました。

ロータリーの究極の目的は「世界平和」です。平和都市広島にあるクラブとして、どんな「道徳的目覚め」を支援できるか。最大限の努力をしなければなりません。

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